扁桃腺の摘出手術をうけた、ふぁぼです。
身体の組織を摘出するって怖くないですか??
切除による痛みやデメリット(後遺症)、入院期間など、いろいろと気になりますよね。私も気になって調べましたが、意外と記事がない。
というわけで、今回は実体験をもとに入院期間や費用、痛みなどを記事にまとめてみました。
内容
- 手術・入院費用は8万円
- 入院期間は1週間(日帰りは無理)
- 術後は痛くて、ご飯を食べるのがツラい(1週間くらい)
- 後遺症は特になし
- 口臭が無くなった?
扁桃腺の摘出手術を検討されている方に、少しでも役にたてれば幸いです。
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扁桃腺摘出に至った経緯
扁桃腺の摘出手術を受けることになった経緯は以下の流れです。
- 扁桃腺が大きく、頻繁に膿栓が溜まる
- 電動歯ブラシを扁桃腺に当てて、振動で膿栓を除去
- 次の日、39度の発熱。2日で回復
- 3ヶ月後、40度の発熱。3日で回復
- 3ヶ月後、40度の発熱。4日間入院
- 定期的に高熱が続くので、扁桃腺を摘出することに
このような流れです。
おそらく引き金になったのは、電動歯ブラシでの膿栓除去。
膿栓が気になるからといって、扁桃腺に刺激しすぎるのはよくないですね。膿栓の取りすぎには注意しましょう。
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扁桃腺摘出手術について
病名は「慢性扁桃炎急性増悪」。長い名前の病名ですが、慢性的に起こる扁桃炎ってことですね。
入院中の全体スケジュール
入院中の診療計画書はこんな感じ↓かなり細かく書かれています。
入院期間について(日帰りは無理)
入院期間は7日間。日帰りは無理です。当初は9日間入院の予定でしたが、治りが早かったため7日間で退院することができました。
入院中は喉が痛いだけなので、暇です。暇つぶしグッズを持って行くといいと思います。
摘出費用について
全て込みで8万円くらい。
痛い出費ですが、一定周期でおこる高熱から解放されると思うと安いものです。何の前触れもなく急に熱が出るので、旅行の計画も立てずらい状況にありましたが、摘出後は安心して先の計画も立てられます。
手術は全身麻酔で一瞬
手術は全身麻酔のため、手術中の痛みはありません。
手術時間は1時間30分くらい。手術台の上に寝転がり、手の甲から麻酔薬を入れられたかと思うと・・・気がついたらベッドの上で、手術は終わっていました。本当に一瞬です。全身麻酔ってすごいですね。
また、手術時間が短いため、尿道カテーテルの挿入はありませんでした。尿道カテーテルの抜き差しは痛いと聞いていたのでラッキーです。
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扁桃腺摘出後の状況(入院中)
唾を飲みこむのですら、痛い。つらい。
術後は、かなり痛い。風邪を引いたときの喉の痛みとは、比べものにならないくらいの痛みです。唾を飲みこむのですら躊躇するレベルの痛みです・・最初のうちは唾を飲むと痛いので、ティッシュに出していました。
毎食後のうがいは拷問です。毎食後、消毒のためにイソジン?でうがいをしなければならないのですが、それがまたつらい。早く退院するためにも耐えましょう。
食事は、お粥がメイン
食事はお粥がメインです。飲み込むたびに痛みを感じますが、ちゃんと食べないと治りも悪くなるので、我慢して食べます。ただ、痛いのは最初の3,4日くらいまで。それ以降は慣れてきます。
唯一、痛みを感じない食事?はアイスです。おすすめです。
声を出しずらい
声を出すと痛むので、小声で喋ってました。まあ入院中なので、小声でも特に問題はありせん。
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術後の経過について(後遺症、デメリットはあるのか)
痛みはいつまで続くのか(1週間くらい)
痛みは退院後、2週間くらいでほとんどなくなりました。心配しておりましたが、意外と早く通常の生活に戻れました。
高熱がでなくなる
手術前は3ヶ月毎に高熱が出ていましたが、術後は一度も高熱が出ておりません。
声は変わる?
ネット上で「術後は声が変わる」とのコメントもありましたが、特に変化は無し。医者からもそのようなことは言われなかったので、声が変わることはないと思います。
膿栓が溜まらなくなる!口臭もない!
これは地味にうれしい。手術前は膿栓が溜まっていたので口臭が気になっていましたが、摘出後は膿栓の溜まる場所がなくなったので、膿栓がなくなり口臭を気にする必要がなくなりました。
後遺症(デメリット)は無かった
術後 7年くらい経ち、今のところ後遺症は無いと思いますが、一つ気になることは、前よりも痰がからむような気もします。気のせいかもしれませんが・・一応 今のところは問題ありません。
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頻繁に扁桃腺が腫れて高熱がでる人は、耳鼻咽喉科に相談しよう
いかがでしたでしょうか。確かに術後は唾も飲み込めないほど痛くて痛くて・・・つらい思いをしますが、摘出することによるメリットのほうが多いはず。私は摘出することをおすすめします。