
ブライダルカメラマンを4年間していたろっつです。150件近くの結婚式披露宴を撮影してきました。
結婚挙式・披露宴の撮影は慣れると簡単ですが、慣れていなければかなり難しいです。写真がどんなにうまい人でも、式場に慣れていなかったり、スタッフの協力なしでは良い写真は撮りにくいと思います。
ただ、ポイントを押さえるだけで失敗の少ない写真を撮ることは可能です!4年間の経験を基に機材、設定、撮影のポイントをまとめてみましたのでご紹介します。
ポイントを押さえて、乗り切りましょう!
目次
結婚挙式・披露宴の撮影は、外付けストロボがあれば何とかなる

正直なところ、外付けストロボさえあれば なんとかなります。こんな商品です↓
内臓ストロボではなく、外付けストロボです。バウンス撮影することで、手振れを抑えることができ、暗い室内でもいい感じの写真を撮ることができます。
バウンス撮影とはこんな感じ。
簡単に説明すると、ストロボの発光部を天井に向けて撮影するだけ。これだけです。
これさえあれば、簡単に手振れを抑えることができ、室内であればストロボなしよりもきれいな写真を撮ることができます。
設定はストロボ側の明るさを+0.7にして、カメラ側はAutoで問題なし。
少々 値は張りますが、簡単に高クオリティの写真を撮ることができますよ。
また、普段使いでも非常に役に立ちます。ストロボがあれば室内撮影は完璧です。カメラを持っているのであれば、1つはストロボを持っておくべきですね。
ストロボを使用しないほうが良い場合もある

前の項目でストロボがあればなんとかなると書きましたが、例外もあります。
特に以下のような場合↓
- 新郎新婦の入退場
- ケーキ入刀
- キャンドルサービス
- 両親への手紙
上4つの場合は、高確率で照明が落ちて新郎新婦にスポットライトが当たります。
せっかく周りが暗くなっているにもかかわらず、ストロボを使用してしまうと全体が明るく写ってしまい、せっかくの雰囲気が台無しです。
このような場合はストロボなしで撮ってみるのもアリです。
新郎新婦に当たるスポットライトの明るさは、毎回ほとんど一緒のため、以下の設定で撮っておけばOK。
項目 | 設定 |
---|---|
シャッタースピード | 1/60 |
絞り | 4.0 |
ISO | 1600 |
余裕のある人は、ストロボ「あり」と「なし」の写真を撮っておくといいでしょう。
写真撮影で気をつけるポイントは4つ

ストロボさえあれば何とかなる言われても、不安ですよね。
そんな方に、結婚式披露宴で写真を撮る際に気をつけるポイントを4つお伝えします。
撮影時のチェックポイント
- ドレスの端を切らない!
- 花嫁側から写真を撮る
- ピントは花嫁の顔に合わせる
- 花嫁がこだわってそうなところを撮る
この4つを押さえていれば、まず間違いはありません。細かく説明していきます。
ドレスの端を切らない!
花嫁の全身写真を撮る時は、ドレスの端を絶対に切らず、ちゃんと入れて撮ること。
ドレスの裾が切れて、全体が映ってない!ということがないように四隅をチェックしながら写真を撮りましょう。
花嫁側から写真を撮る
これも鉄則。2人で一緒に行動する場合の多い新郎新婦。女性のほうが小柄な場合が多いため、新郎側から撮ると新婦が隠れてしまう可能性が高い。
新婦を引き立たせるためにも、新婦のドレスが写りやすい花嫁側から撮りましょう。
ピントは花嫁の顔に合わせる
ピントは花嫁の顔に合わせましょう。あなたが新郎の友達だとしてもピントは花嫁の顔で!主役はあくまで花嫁です!
花嫁がこだわってそうなところを撮る
たとえば以下のような、花嫁がこだわって選んだと思われる物を撮っておくとよいでしょう。不安な方は事前に聞いておくのもありです。
- 花嫁が手作りした小物(ウェルカムボード、テーブルの飾りつけなど)
- ブーケ
- ドレス
- 花嫁の髪型
この4つを押さえて撮れば、良い(喜ばれる)写真が撮れます。チェックしておきましょう。
披露宴前に確認しておくべきポイント

披露宴前にタイムスケジュールを把握しておく
事前にタイムスケジュールを把握しておくと、写真の段取りを考えやすくなります。披露宴前にタイムスケジュールを司会者に聞いてみましょう。新郎新婦に聞いてもいいとは思いますが、新郎新婦の知らないサプライズ演出がある場合もあるので、その撮影チャンスを逃さないためにも、司会者に聞くのが一番いいと思います。
司会者、ボーイ長に挨拶しておく
披露宴前に、司会者やボーイ長に挨拶しておくと写真撮影がスムーズにいくかもしれません。新郎新婦にカメラの位置を教えてくれたり、撮りやすいように誘導してくれる場合もあります。挨拶をしておいて損はないでしょう。
予備電池を準備しておく
結婚挙式・披露宴にバンバン撮っていると、電池がすぐになくなります。予備電池を持っていくといいかもしれません。
カメラマンを引き受ける前に注意すべきポイント

プロカメラマンのサブであれば悩む必要もありませんが、おそらくこの記事を読んでいるということは・・カメラマンは1人だけでしょう。引き受ける前に注意すべき点は2つあります。
撮影のことが気になって、結婚式披露宴を楽しみにくい
撮影のことが気になって、食事や披露宴を楽しめないかもしれません。「1生に1度のイベントなので、写真をちゃんと撮らなくては!」と思うとプレッシャーがかかりますよね。
以前、私も友人の披露宴でカメラマンを依頼されましたが・・とても疲れました。汗だらだらです。
自分が写っている写真が少なくなる
当たり前ですが、自分がカメラマンなので、自分が写真に写ることはないでしょう。残したいのであれば、事前に、自分を撮ってもらうよう友人に頼んでおくと良いでしょう。
最後のエール
とりあえず、ストロボを買いましょう!!
ストロボがあなたを救ってくれます。
そして、あなたも招待された側なので、楽しみながら撮影を行ってみてください!喜ばれる写真が撮れることを祈っております!
スピードライト 430EX 3-RT(Canon)
フラッシュ スピードライト SB-700(Nikon)
フラッシュ HVL-F45RM(SONY)
TT560 フラッシュ・スピードライト (NEEWER)
製品画像 | 1 |
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特徴 | Canon純正品 | Nikon純正品 | SONY純正品 | Amazonで売れてます。安価&全メーカー対応! |
品名 | スピードライト 430EX 3-RT | フラッシュ スピードライト SB-700 | フラッシュ HVL-F45RM | TT560 フラッシュ・スピードライト |
メーカー | Canon | Nikon | SONY | NEEWER |
大きさ | 70.5(幅)× 113.8(高さ)× 98.2(奥行)mm | 71(幅)× 126(高さ)× 104.5(奥行)mm | 69.4(幅)× 113.7(高さ)× 88.3(奥行)mm | 190*75*55mm 55(幅)× 190(高さ)× 75(奥行)mm |
質量 | 約295g | 約360g | 約317g | 約286g |
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